入れ歯

 

入れ歯(義歯)治療について

部分的、もしくは全部の歯を失った方に対して、噛む・発音するといった機能を回復させる治療の1つに入れ歯(義歯)があります。

入れ歯は商品のように考えられがちで、ミラクルデンチャーやスマイルデンチャーで入れ歯を作りたい。と要望されますが、入れ歯は立派な治療です。

したがって、既製品の洋服を着るという感覚ではなく、オーダーメイドの服を作るというイメージとお考えください。

 

入れ歯作製は歯科治療の中でも
難易度が高い

入れ歯は型取って完成。という単純なものではありません。
生活する中で長く使ってもらうためには、

  • 噛み合わせの面
  • 噛み合わせの高さ
  • 正しい顎の位置の設定
  • 歯の配列(入れ歯の歯並び)
  • 歯の色調(入れ歯の歯の色)
  • 歯茎部分の自然な色調
  • 骨の厚み、残っている歯を考慮した設計
  • 長く使うために、修理がしながら使える設計
どうでしょうか。
思ったよりも入れ歯って考えて作られてるんだな、と思ってもらえたのではないでしょうか。入れ歯は「このように作れば、確実に安定した入れ歯が作れる」というコンセンサスはなく、人それぞれお口の状態が異なるため、それに合わせて検査・分析を繰り返しながら、完成した後も調整を繰り返していきます。入れ歯は歯科治療の中でも難易度が高い治療なのです。

 

入れ歯の種類

入れ歯には部分入れ歯と総入れ歯があります。
それぞれの特徴について解説します。

 

部分入れ歯

部分的に歯を失った場合の選択肢として部分入れ歯があります。
部分入れ歯を機能させるためにはいくつかの方法があります。

  1. 健康な歯にバネをかけて入れ歯を支持し、機能させる
  2. 神経を残した状態で歯を削り、入れ歯の内冠に外冠を被せて機能させる
  3. インプラントを入れて入れ歯を支持し、機能させる

どの方法で入れ歯を機能させたいかによって、作製する入れ歯自体が変わります。
ブリッジやインプラント、インプラントを併用するなど患者さんの価値観とご要望に応じて、適切な入れ歯を一緒に見つけていきます。

 

総入れ歯

歯の全てを失ってしまった方の選択肢として総入れ歯があります。
総入れ歯を機能させるためにはいくつかの方法があります。

  1. 入れ歯を粘膜で支えて機能させる(着脱可能)
  2. 入れ歯の安定を獲得するためにインプラントを入れて機能させる(着脱可能)
  3. 入れ歯の安定を獲得するためにインプラントを用いて固定して機能させる(着脱不可)

患者さんの年齢にもよりますが、固定式はあまりおすすめできません。
なぜなら、クリニックに通えなくなった場合、固定式の入れ歯はお掃除がとても大変です。
着脱できれば掃除をし易いですが、そうでない場合は介護士さんが嫌がることもあります。

患者さんの年齢や価値観を考慮しますが、できる限り安定した入れ歯とメンテンスがしやすい状態を作ることが大切だと思います。

 

入れ歯のセカンドオピニオンを実施しています。


当院は入れ歯に困られている人を支えるために、研鑽を続けています。
そもそも入れ歯にするべきか、入れ歯にするならどうするべきか、現在の入れ歯が安定しなくて困っているなど、お悩み事がありましたら、お気軽にご相談ください。

第三者の目線から、問題の発見や他の治療法も含め、適切な情報を提供させていただきます。
 

こちらもご覧ください

入れ歯について詳しくはこちら

女性向けの総入れ歯について詳しくはこちら

 

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